道徳科の授業とはなんでしょうか?
正しいであろうことを言わせる,書かせるもの?(忖度道徳)
目指すべき姿や考え方を教え込む?(押し付け道徳)
読み物教材の登場人物の心情理解のみで終止?(読み取り道徳)
単なる生活体験の話し合い?(読み取り道徳)
これらは,現在示されている道徳科授業の課題の一部です。
そうではなく,
「教師と児童生徒が共に探求する姿勢をもち,生き方や在り方について考え,
様々な価値観を交流させながら議論する時間」という意識をもつことが大切であると考えています。
その先に,道徳性(道徳的実践力)を身に付けていくことができるのではないでしょうか。
しかし,実際にどのような授業をすれば良いのかということが,知識的・技術的だけではなく,「体感的,雰囲気的にわからない」と悩みの声を頂きました。
それは,圧倒的に他教科に比べ,
「道徳科の授業時数が少ない」「他の先生の授業を見る機会が無い」
ことが原因ではないでしょうか。
そのような課題から,私は「模擬授業」「公開授業」をとても推奨しています。
そして,先生が他の先生方へ向けて道徳科の授業を行う,『大人道徳』が有効ではないかと考えました。先生方が本気で「生き方・在り方」にいて考え,議論し,道徳を楽しみながら学べるというものです。大人が考えるということで,まず,中学校の教材での授業案を載せています。是非、みなさんで道徳科を楽しみながら学んでいきましょう!