⑴内容項目
「規則の尊重」
低学年 約束やきまりを守り,みんなが使うものを大切にすること。
⑵主題
「きまりの大切さ」
⑶ねらい
子じか達がきまりを守らずに木の葉を食べてしまい,実がならなかったことを見た森のしかたちの気持ち(子じかやその他のしか)について考えることを通して,みんなにとって必要なものを大切にしていくことがよりよい生活につながることに気付き,約束やきまりを守ろうとする態度を養う。
⑷授業展開
導入
①学校の中にはどんなきまりがありますか。
※きまりについて想起させ,教材内のきまりについて捉えやすくする。
課題の把握
②マーくんやモコちゃんは,どんなことを思いながら葉を食べていたのでしょう。
※食べていた時の「少しだけなら」や「美味しいから止められない」などの心情を捉え,自己投影させやすくする。
中心発問
③オレンジ色の木のみが一つもなっていなかったことを見て,森のしか達は,どんなことを思ったでしょう。
追発問
・マーくんやモコちゃんは?
・赤ちゃんを産むお母さんは?
・お年寄りのしかは?
※森のしか達の困り感や本人達の反省や後悔について注目させたい。
・もし,マーくん達が葉を食べなかったらどうなっていたでしょう。
※きまりを守った時の良さについて注目させたい。
まとめの発問(テーマ発問)
④マーくん達は,きまりについて今回勉強になったことは何でしょう。
⑸授業のポイント
今回の教材での「規則の尊重」とは,「みんなの必要なものを大切にする」や「きまりや約束を守ると安心して過ごせる。守らないと,みんなが困る。」を中心にし,「みんなのことを考えてきまりを守る」について気付かせたい。子じか達の「少しだけなら…」という気持ち(人間の弱さ)に共感させ,悪かったところを指摘するような意見ではなく,きまりを守れないとみんながどのような気持ちになるかについて議論したい。
⑹サークル活動で挙がった中心発問例
・マーくん達は,実のなっていない木を見てどんなことを思ったかな?
・オレンジの木の実が1つもならなかった時,マーくん達はどんなことを思ったのかな?
・オレンジ色の木の実が1つもならなかったことを見て,森のしか達はどんなことを思ったでしょう。
・実のない木を見て,マーくん達はどんなことを考えたのだろう。
追 マーくん達はどんなことがわかったの?