⑴内容項目
「礼儀」低学年 気持ちのよい挨拶,言葉遣い,動作などに心掛けて,明るく接すること。
⑵主題
「相手にあいさつを届けよう」
⑶ねらい
けい子達が聞いた「無言の挨拶」にどんな思いが込められているのかについて考えることを通して,挨拶には,様々な思いが込められていることに気付き,心の声を自ら届けたり,相手の心の声に耳を傾けようとする心情を育てる。
⑷授業展開
導入
①「あいさつ」は何があるかな?
※どんなあいさつがあるか交流する。そして,あいさつは,言葉をつかっていることに気付かせる。
(範読)
状況の把握
②飛行場で働く人達が,飛び立つ飛行機に向かって何をしていましたか?
追発問
・その人達が手を振っているところは,おきゃくさんから見えているのかな?
※相手に気付かれなくても手を振っていることに気付かせたい。
中心発問
※モニターで飛行機が飛び立つ写真を見せ,児童に飛行機に向かって手を振る役割演技をさせてから中心発問につなげる。
③飛行機が飛び立つ時,働く人達は,どんなことを思いながら手を振っているのでしょう?
追発問
・お客さんにどんな気持ちを届けたいのかな?
・お客さんにどんなことを伝えたいのかな?お客さんは,どうしたら受け取れる?
・見ていないかもしれないのに(聞こえないのに),どうしてみんなまねをするようになったのだろう。
まとめの発問(テーマ発問)
④今日学習をして,「言葉ではないあいさつ」は,どんなところがよいと思いましたか?
追発問
・そのようなあいさつをされた人は,どうすれば受け取ることができるかな?
※言葉ではないため,受け取る難しさを理解し,受け取ろうとする心構えについて話し合いたい。
⑸授業のポイント
低学年の「礼儀」では,「あいさつの力」を感じさせたい。本教材では,「無言のあいさつ」の良さやその挨拶を受け取るには,心の声に耳を傾けることが必要であることなどについて考えさせたい。