⑴内容項目
「個性の伸長」低学年 自分の特徴に気付くこと。
⑵主題
「自分のよいところ」
⑶ねらい
平野美宇さんの良いところや世界大会で活躍できたことについて考えることを通して,自分のよさや長所を知ることの嬉しさや楽しさに気付き,自分のよさを伸ばしていこうとする心情を育てる。
⑷授業展開
導入
先行発問
みんなは,自分のよいところを知っていますか?先生は,○○なところです。
①みんなのよいところはどんなところかな?
※自分のよいところは,気付いていなかったり,話すことが難しかったりするため,無理に聞き出すことはしないようにする。
状況の把握
②美宇さんは,どんな子でしたか?。
※自分で決めることが得意,卓球が好きで夢中,やると決めたらとことん頑張ること,自分のやりたいことや好きなことを大切にすることなど,美宇さんのよいところを捉える。
中心発問
③5歳で日本の大会で優勝したり,最近では,世界の大会で優勝することができました。どうしてそのようなすごいことができたと思いますか。
追発問
・たくさんの練習を続けてこれたのはどうしてだろう。
・美宇さんのよいところはどこだと感じましたか。
まとめの発問(テーマ発問)
④自分のよいところを知るとどんないいことがありますか。
追発問
・みんなのいいところをもっと見つけられたかな?
⑸授業のポイント
低学年の「個性の伸長」では,「自分のよいところを知ることは嬉しいし楽しい」ということを感じさせたい。具体的には,この教材の平野選手の長所を知り,その長所が将来の成功や夢の実現につながっていることを捉えさせたい。成功例を取り上げ,そのためには,「よいところがないといけない」ということではなく,「自分のよいところを見つけることの素晴らしさ」を感じさせたい。現時点で自分の長所を見つかっていない児童が多いと思うが,見つけることのプレッシャーを与えずに,「自分も見つけてみたいな」という気持ちにさせることを大切にしたい。